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綾斗先生の部屋に入って、まずソファーに座った。
仔猫のみぃが足元に擦り寄ってくる。
捨て猫だったみぃを連れて帰った日、綾斗先生がいろいろ手助けしてくれたんだ。
獣医探しから定期的な健康診断、オモチャや専用のグッズにご飯。
あの時はまだ目も開いてなくて、産まれて間もなかった。
「みぃ、おいで」
綾斗先生が、みぃのご飯を盛ったトレイをマットの上に置くとそっちへ駆けていった。
あたしが座ってる横に、綾斗先生も向かい合うように斜め向きに座る。
「えっと……、さっきは、ごめんね」
どんな顔をすればいいのかわからなくて、俯いてしまう。
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