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敬礼して腰をくねっとする美沙が、時々恥ずかしくて羨ましい時がある。
公衆の面前でなかなか出来ないもの。
「癒しオーラ……?」
疑問をあたしに視線を向けてくるけど、軽く肩を竦ませて見せる。
マイペースな美沙は気にしないで、にこにこ笑顔のまま昇降口へ行ってしまった。
「ねえ、あたしって癒し系なの?」
腕を組みながら身体を傾けて来た。
「癒しではないような……」
ガクッと首を垂らせた綾斗先生。
「じゃあ、紗綾ちゃんから見たあたしってなぁに?」
改めて聞かれると、なんだろう?
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