エピローグ

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「えー、めっちゃおもろいのに」 「うるさい。ってゆーか、ハル。何で寝坊なんてしてんの?」 「うっ…」 「やっぱ僕が団地の階段まで迎えに行けば良かった」 すこぶる不機嫌そうにため息をついた広大の姿に、私は苦笑いするしかない。 その様子に結月君はひたすらクスクスと笑っていて。 きっと結月君がまた広大に変なコトを言ったに違いない。 広大はテニスと受験勉強の両立で大変な時期なだけに、余計な心配かけたくないのに。
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