第1話

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入りきらなくなったブラを収納するためにタンスを買いに行く時も、ブラは絶対に欠かせなかった。 猫屋にとってブラは必需品、いや、それ以上の存在だった。 タンスを買いに行った帰りもブラを買いに行った。するといつもはなにもないが今日は珍しく店員に声をかけられた。 あれ、上着でもカバーできてなかったかな。凄く焦った。 しかし、「プレゼントをお探しですか?」なんだ。少し不満気に感じた。 でも、この趣味はいえない。僕だけの秘密。「そうなんですよね」と答えた笑顔は引きつってたかもしれない。
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