プロローグ

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そう…俺自身はモテない。 俺に告白する女はみんな、俺の家か、俺の顔で寄ってくる。   別に、全然興味無いし、俺自身も周りが言う程、自分がカッコいいなんて思わない。   だけど、本当の俺を知ったらみんな離れていく…何故なら、俺の母親が超が付く程の変わり者で、毎年俺をあそこに連れて行く。   靖国神社に……。 第二次世界大戦時に誕生した部隊、特攻隊の慰霊を…参拝をしに…。   そんな昔の事に首を突っ込んでる俺を、みんなが知れば必ず変わり者だとか、古い人間だと思われて離れていく…。   だから、俺は誰にも話さない…母さんみたいに、変わり者になりたくなかったから…。
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