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ドシャッ
「クソ野郎!今そっちに行くからな!夜中に騒ぎやがってふざけんじゃねぇ!」
隣人は、青年の命を奪った事に気がつかずバールで扉をぶち破り続ける。
「オラァ!これで鍵を開けられる!」
隣人は、扉に空いた穴から手を突っ込み鍵を開け、扉を開け放った。
「おら!クソ野郎さっさと出てこんかい・・・あぁ?クソ野郎が!俺が眠ろうとしてたのを妨害しやがったくせに玄関で寝てるだと?????ふざけやがって!起きやがれくそガキがあああああ!」
そう言ってうつ伏せになっている青年を仰向けに裏返した。
ベチャッ
「あぁ?なっ!血が出てやがる!」
裏返った青年は血でベッタリと濡れていた。
そして、隣人は、自分の手に握られているバールに目を落とした。
「なっ!!?血がベッタリ着いてやがる!扉をぶっ壊してる時に刺さったのか!!!?」
玄関の外は暗がりになっていたため気がつかなかったがバールには青年の血がベッタリと付着していた。
「息してねぇ・・・ま、まずい・・・こんなとこ見られたら犯人にされちまう、逃げないと!!!!」
犯人にされるというか、犯人であるのだが、隣人はバールを掴んだまま部屋を立ち去ろうと扉から飛び出して行った。
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