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ーーーーーーーー時は流れ、あっという間に体育祭一週間前…。
「わ~。朝練、皆来てるね!」
「ふふふ。そりゃそうよ、他のクラスと違って真面目だもん」
苦手な朝、という事もあって半分ぐらい来ないと思ったけど…。なんか嬉しいな。
「おはよう、織羽!」
「あ……葉月。お、おはよう」
喧嘩してた時は葉月と話す機会が無かったから…久しぶりの感じ……顔が赤いよ…。
「…おい、俺も居るぞ」
「あっ!颯斗君、ごめんね」
すぐ謝ると颯斗君は「ふんっ」と言ってどこかへ行ってしまった。
「颯斗君、怒っちゃったかな…」
「大丈夫だよ。ちょっと素直になれないだけだと思う」
素直、か。
「ほらそこ!イチャついてないで早く練習始める~」
遠くから双葉ちゃんの声が聞こえる。ニヤニヤとしながら手を振っていた。
「いいい、いちゃつく!?」
「………い、行こうか」
「う、うん」
朝からドキドキが止まらない。でも、ちょっと嬉しい、かな。
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