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「………それである事件をきっかけに葉君はendを去った……だから私も葉君を追いかけるようにendを辞めたの」
原口さんにそんな過去が…
「…私はendに入って天狗になってた。知らない間に自分が偉いみたいに錯覚してクラスを支配してた……私、織羽に会えて良かったよ」
「私も!原口さんと友達になれて良かった」
話し込んでるうちにもう扉。原口さんの話だとこの先に葉が居るんだ…
ギィィィ━━…………
扉が開いてすぐにタバコの臭いが鼻にきた。見慣れた顔の人も居るけど知らない顔の人も多い。
「…………久しぶりだな陽子。お前の後ろに居る奴は俺達とは関係ないだろ」
うぅ。伊勢 鴻牙!私は関係ないって言いたいの!?
「いや、織羽は葉君に会いたいって」
「…………俺に会いたい?」
…久しぶりに聞いた声。私は声がした方を向く、と葉が居た。
「葉………」
「何で来たんだ」
葉はまるで来て欲しくないみたいに言う。
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