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「…うっ……うっ…葉」
私の居場所は生徒会には無い。そう思った私は屋上に向かった。今日は快晴で心地よい風が頬を掠める…屋上は一人で来ると何だか良い場所だな
「…あれ、織羽?」
私を呼ぶ声がして顔を上げると目の前には原口さんが立っていた。
「原口さん…」
「…何かあったのか?」
私が泣いてる事に気付いた原口さんが隣に来て私と同じように座る。
原口さんなら……endのアジトがどこにあるか分かるかもしれない!葉月には悪いけど私は葉を助けるんだ
「…実はね」
葉が生徒会を去ってendに戻った事、葉月と喧嘩をしてしまった事を原口さんに話した。原口さんは何も言わず聞いてくれた……辛い筈なのに…強いな、原口さんは
「そう……葉君がendに…」
初等部から居る原口さんと葉だからこそ知ってる事もある。葉とendの関係とか
「原口さんに聞きたい事があるの……endのアジトはどこにあるの?」
そう言うと驚いた様子…まぁ、仕方ないよね
「織羽、本気?endに行って何するつもりなの!…それに危険なのはendじゃなくて……の奴ら」
最後の方…声が小さくて聞き取れなかったけど…やっぱり原口さんも反対されたか。
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