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この問いに応えるかの様に、岩場の隙間にポッカリと穴が開いているのを発見した。
穴の中ではブルーの閃光が見え、己(おのれ)の手はブルーの閃光へと伸びている。
酸素を求める肉体の危機。
同時に『使命』を感じる。
あの閃光を手に入れる!!
この感覚は欲ではない。
全く新しい愛の形を更に掘り下げた様な『心』を掴み取らねばならない使命感。
そうして手を穴の中へと入れたが、自分の手の長さではギリギリ届きそうもない。
片口から出血しながらも求める閃光。
コボッ!!
呼吸が限界だ。
死ぬ。
ブクブクブクブクブクブク!!
30メートルの水深で、ほとんどの息を吐いてしまった。
『私はあなたをみています』
オイラ、今、絶対に
死ぬ!!!
最後の力を振り絞った。
ゴボ!!!
肺の空気が全て無くなった。
――――『グニュル・カチ』
高木源
――――絶命
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