日常

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そう、辺りを見渡すといつもの教室 社会教師『うるさいぞー幸村ー』 俺は社会教師に睨まれていた そして、教室の生徒からクスクスと笑われていた (夢なのね…) 俺はそっと胸を撫で下ろして 『すみませんでした』 と軽く頭を下げ (あぁー寝汗までかいてらー いや…悪夢の脂汗か?) 俺は汗が気持ち悪いので、再び寝るのを諦めた そう待つことも無く 《きんこーん》 お馴染みの終業ベルが学校じゅうに鳴り響いていた (さて、昼休みかー) 俺は再び大きく伸びをした ?『お前はホントに学校に何をしにきているんだ?』 ?『ふっ』 二人の男が俺の席の前で話しかけてきた 一人はモデル並みの体型でルックスの良い杉並 コイツは何でも出来るんだが、人と考えることが悉く違う そして、教師すらも真名を知らない謎の人物 もう一人は小西卓 小柄で柔らかい印象を受ける彼 天才では無いが、なんでも一生懸命頑張る秀才である 凄く常識人な奴 『学びにきてる』 卓の問いに俺はそう答えた 卓『午前中全て寝てる奴が寝言か?』 卓は呆れながら答えた 『バカッだなー、寝たいときに寝るのは当たり前だろ!』 杉並『当たり前だな』 卓『えっ…俺が間違いなの?』 杉並の相槌で自分に自信がモテなくなる卓である これが俺の友達である
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