第4話

4/4
前へ
/117ページ
次へ
あー。 奏…。 それは完全熱中症になるわな…。 頭のいいお前が何で分かんないかな…。 そんな抜けてるとこが… 抜けてるとこが…? なんなんだ?その続きは。 俺、一瞬変なこと考えなかった? うっそ。 ないないないないないないっ! …そうだ、アレだ。 男でも友情的な意味で、その…好き…とか、フツーにあるじゃん。 何変な方向行ってんだよ。 恋したすぎて、ヤバくなってんだ、きっと。 しっかりしろー。お・れ! 「…あのさ…。 なんか…言ってくれるかな…?」 「そーだよ。てめーが、うるせーって言うから黙っててやれば、一人で赤くなったり青くなったりしやがって。 いい加減うぜーぞ。」 「へっ?あ、あっそ。 か、奏。俺がそんなちっちぇーこと気にすると思うかぁ? そんなことより、宿題手伝ってくれるなら、熱中症になってないで、もっと早く来てくれよー。」 「えへへ。」 「じゃ、これ。お願い!かなちゃん!」 「…////うん…。」 「?」 奏、なんて顔してんだ…。 『かなちゃん』が気に入らなかったとか? ま、いいや。それより宿題、宿題! ーーーこうして俺は夏休みの宿題を無事(?)にクリアしたのだった!
/117ページ

最初のコメントを投稿しよう!

79人が本棚に入れています
本棚に追加