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あー。
奏…。
それは完全熱中症になるわな…。
頭のいいお前が何で分かんないかな…。
そんな抜けてるとこが…
抜けてるとこが…?
なんなんだ?その続きは。
俺、一瞬変なこと考えなかった?
うっそ。
ないないないないないないっ!
…そうだ、アレだ。
男でも友情的な意味で、その…好き…とか、フツーにあるじゃん。
何変な方向行ってんだよ。
恋したすぎて、ヤバくなってんだ、きっと。
しっかりしろー。お・れ!
「…あのさ…。
なんか…言ってくれるかな…?」
「そーだよ。てめーが、うるせーって言うから黙っててやれば、一人で赤くなったり青くなったりしやがって。
いい加減うぜーぞ。」
「へっ?あ、あっそ。
か、奏。俺がそんなちっちぇーこと気にすると思うかぁ?
そんなことより、宿題手伝ってくれるなら、熱中症になってないで、もっと早く来てくれよー。」
「えへへ。」
「じゃ、これ。お願い!かなちゃん!」
「…////うん…。」
「?」
奏、なんて顔してんだ…。
『かなちゃん』が気に入らなかったとか?
ま、いいや。それより宿題、宿題!
ーーーこうして俺は夏休みの宿題を無事(?)にクリアしたのだった!
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