第1話 ハジメテノオト

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 その日は秋にしては随分と冷え込む1日だった    夜19時頃に仕事を終え ロッカー室に入ると 少し前に仕事を終えた先輩がいた 「おつかれさまです」 「おう お疲れさん いやー今日は冷えるな~」 「そうですね まだ10月なのに…」 「しっかし 今日は寒い割に人多かったな」 「そうですね 今日なんかイベントありましたっけ?」 「いや なかったと思うが… なんかコスプレしてる奴いたから誰かお忍びでコンサートでもしてたんじゃねえのか」 「いや だとしたらこの町の住人の俺がすぐ分かるかと」 「あ それもそうか」 「…っと そろそろ買い物行かないと お先に失礼します」 「おう お疲れさん」   「お疲れ様です」    着替えと荷物の整理を終え 俺は職場を後にした
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