2人が本棚に入れています
本棚に追加
/38ページ
男は再び逃げようとするも、時すでに遅し。
周りを囲まれ、銃口を向けられていた。
「例の薬を渡せ」
リーダーらしき人物が出て来て、そう言う。
「それは出来ない」
だが、男は拒否した。
「なぜだ?今なら間に合う。お前の命は助かるぞ?まあ一生、薬を作らされるだろうがな」
ハハハハ、とリーダーは大きく笑って言う。
「これは存在してはいけない。世界を闇に染める凶器なんだ」
男は深刻に訴えるが、相手は聞く耳を持たない。
「仕方ない、総員打てぇ!」
ダダダダダダダッ
一斉に放たれた無数の銃弾は、男を撃ち、周りの木々を撃ち、凄まじい音が鳴り響いた。
最初のコメントを投稿しよう!