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…ん?俺すんげえ恥ずかしい事言わなかったか…?
「…お前…よくそんな事言えるよな。」
「いや、その~、ホントの事だし……じゃなくて……」
「はは、分かった分かった。
お前にとって俺がどんな存在なのかよく分かったから。」
そう言った美琴の顔が、一瞬だけ曇ったような気がした。
…いや、気のせいかもしれない。
「ん、ほら誠、着いたぞ。」
「お、ありがとな美琴。
狭かったろ、悪かったな。」
「いや、この距離感もう慣れた。」
「……うん、俺も。」
俺の家を100m程進むと、美琴の家がある。
「…ん、雨止んだな。」
「そうだな。」
「じゃ、また明日な、美琴。
気をつけて帰れよ。」
「…つったって、すぐそこだろ。」
俺はそのまま美琴に背を向け、家に入ろうとした。
その時
美琴に手を掴まれた。
「え、何、どうしたんだよ。」
「誠、好きだ。」
「は?」
「ずっと好きだった。」
……………?
はぃいいいいいいいいい!?
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