第2話

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……なんだろう …会話が弾まない……… ……俺……今まで美琴とどうやって話してたんだ……? いつも通りとか言われたって…どうすりゃ良いのか分かんねーよ……。 …ちょっと待て。 これ…帰り道もこんな感じなのか? 冗談じゃない!! 気まずすぎるわっ!! くそっ…なんとかして一緒に帰れない理由を作らないと…!! [急用が出来たから!] …ダメだ、避けてる感ハンパないぞ。 [他に約束してて!] …いや、いつも美琴最優先だっただろ。 今更ありえない…。 「おい誠。」 「ぬわぁああっ!? な、な、何!?」 「…だから、人の話聞いてんのか?」 「あ、あぁ…ゴメン。」 …いや、さすがに一緒にいるときにこんな事考えるなんて失礼だよな。 …学校着いてから考えよう…… ふと空を見上げる。 昨日の雨とは全く違う、晴れ渡った空。 いつもなら嬉しいはずなのに 今日は素直に喜べない。 こんな気持ちで迎える朝は 生まれて初めてだ。 …全部…美琴のせいだ。
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