第2話

6/18
前へ
/127ページ
次へ
帰りのホームルームも終わり、俺は帰る支度をしていた。 「誠、今日どの位の時間に部活終わる?」 「あ、美琴。」 悪いな美琴、今日はお前と帰らない! 「あー、あのさ、何かさっき後輩が連絡してくれたんだけどさ、体育館を工事するんだと。 んで、体育館を使う部活は今日だけ中止するらしいんだ。」 「へー、そうなんだ。 じゃあ、俺の部活に来るか?」 「…え、」 「どうせ家帰ったって暇だろ? 見学でもしに来たらどうだ?」 ………な、な…んだと……? これは予想外だった。 えっと…えっとぉ…何か言い訳… 「ああ…えっとぉ…今日はちょっと…」 「どうした、用事でもあるのか?」 「い、いや用事とかじゃないんだけどさ…そのぉ…えっと…」 「じゃあ決まりだな。行くぞ誠。」 …バカな…… どうしてこうなった…… 神様の…バカ野郎ぉおおおっ!!!!
/127ページ

最初のコメントを投稿しよう!

140人が本棚に入れています
本棚に追加