第2話

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「……と…………」 ………………ん? 「……こと……………」 ……誰か呼んでる……? 「……誠!」 「………ふぇ?」 ……あれ………俺まさか……? 「……ごめん、寝てた?」 「ああ、それはもう気持ちよさそうにな」 「…マジでごめん……なさい……。」 「はぁ……良いよ別に…。」 あまりにもここの空間が心地よくて、いつの間にか寝てたようだ。 かなり寝てたみたいで、美琴はすでに制服に着替えていた。 「…あれ?他の人達は?」 「結局、俺と誠だけだったよ。」 「皆来なかったのかよ。」 「んー…何でだろうな?」 「………さぁ………」 まぁ良い、帰ろう そう言って、美琴と一緒に更衣室へ戻った。 更衣室のロッカーから荷物を出し、帰る支度をする。 それを待っている間、俺はスポドリを飲む。 「美琴、何で俺のこと起こさなかったんだよ。 起こしてくれて良かったのに…」 「さっきも言っただろ。気持ちよさそうに寝てたって。」 いや、それはそうかもしれないけど… さすがに失礼だろ…俺… 「それに、寝顔、可愛かったし。」 「ぶふっ!!!!」 思わず飲んでたスポドリを吐き出した。 「てめっ……! 変な事言うんじゃねーよっ!!!!」 「だってホントだし。」 「そーいう問題じゃねーっ!!!!」 やっぱ意地でも起きてるべきだった…
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