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[[???=博麗神社]]
[博麗神社]
「そして君がここに来てしまった理由はおそらくコイツのせいだろう」
そして袖口から何かを取り出す。
でてきたのはあの時拾った歪な形をした笛だった
「この笛に見覚えがありますよね?」
いつの間に・・・って身ぐるみ剥がされて新しい服に着替えさせてもらってるんだから当たり前か
「はい、それは僕が拾った物ですが・・・」
やっぱりと言わんとばかし納得した顔で頷く
「河川敷で変わった石だな~と思って拾ったら笛で好奇心をくすぐられ思わず吹いてみたらなぜかここ(幻想郷)にいて、あの怪物に追いかけ回されていたって訳でして・・・」
そう言えばまだ藍さんに助けてもらったお礼を言ってなかったや
「あの、藍さん・・・」
「ん?」
「あの時は助けてくれてありがとうございました」
「あの時・・・あぁ、いえいえ」
(一瞬ででてこないとか・・・まさか忘れてた?)
「う~ん・・・」
首をかしげている、まだ納得がいかないようだ
「関係ないもしれないですがこの笛、吹いてもいないのに音が鳴ったような気が・・・」
「ほう・・・」
表情が変わる、どうやら関係あるらしい
「でそれと同時に奴の腕が千切れましたね・・・多分」
確信づいたた顔でニヤけ
「と言う事はまだ息のあった[天の石笛]だったか・・・フフッ・・・」
(あめの・・・なんだって? てか、なぜ笑う?)
「あの~藍さん?」
問いかけたら我を取り戻し
「あ、いや すまん職業柄こう言うの見るとちょっとテンションがな」
まぁ、確かにそれを好奇心で拾ってきた僕には否定できない感情だな・・・
「で、それは一体なんですか?」
「これは、[天の石笛]と言ってな、遥か昔から存在し神々を降ろすために使われていた笛で祭り事にも使われていた」
(なんか、凄いもの拾ってた?!)
「私も幾つか見てきたがまだ使えるのを見るのは初めてだ」
「怪物の手が跳ね飛んだのは拾い主を守ろうとしたからだろう」
「僕が主?」
「そうだよ、君がこの笛の主だよ」
(ありがた迷惑な笛だな・・・)
迷惑と思いつつもそれが自分と物である事に喜びを覚える
「でこの笛と僕がここに来てしまった事と何の関係が?」
少し困ったような顔で
「それはまだよく分かっていませんが、おそらくこの笛の何らかのちかが作用しこの世界を別けている境界を歪ませたんでしょう」
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