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**3日目**
「嵐嵐嵐ー」
「ミユミユミユミユー」
「えへへ♪」
「なんだよ。はずいんだけど」
「嵐カッコいいねー」
「ミユ目腐ってんじゃねーの?」
「えー。だって、19年?
毎日見てるのに毎日かっこよくなっていくよ?」
「はぁ?お前赤ん坊の頃は覚えてねーだろ?」
「嵐のママに写真見せてもらったもーん。
幼馴染みなめるなよ!!」
「へいへい」
ふわりと笑う顔
切ないほどに胸がいたくなる。
なんでだろう
「どうしてこんなにお前のこと好きになったんだろうな」
「えー、分かんないの?」
「ん」
「それはねー」
ピンッ
小さな小指を俺に見せつけてくる。
「私と嵐は運命の赤い糸で結ばれてるの!!」
「ーー・・・そっかぁ、だからか」
「そうだよ!」
ベンチで、プラプラ
ミユは足を揺らす
「ミユ」
「ん?」
「好きだよ」
「うん!私も嵐だーい好き!」
「バッカ。声でかいよ」
「えー、聞こえないって」
「バカップルとか嫌だし」
「いいじゃん!」
「ーー・・・ップ」
「えへへ」
「ま、ミユとならいっか」
「うん!!」
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