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『で?リコはいつ引っ越してくるの?』
一度会っただけで、マリーたちも私のことを気に入ってくれたらしく、もう同居する気まんまんでいてくれているらしい。
二人とも学生で年も近いし、仲良くしてくれそうな雰囲気が漂っている。
ルイは黒いジャケットに銀のブローチをしていた。
かなりオシャレ上級者だし、その佇まいがゲイっぽい。
繊細そうで、とても優しげな人だ。
マリーとの仲も良好そうだし、私はすでに彼を気に入っていた。
アキラだけがぶすっとしている。
子供じゃないんだから、その顔やめなさいよ!!
ルイがそんな彼をジッと見て、ふと言った。
『アキラってかわいいね。いくつ?』
!!
ちょっと色気を含んだ言い方に聞こえて、あたしは二人の顔を見比べた。
いつの間にか、ルイはニヤニヤしている。
からかってるんだ!
アキラも心なしか赤くなった顔でますますムッとした。
日本にいる時はアメリカンな変わった子だなと思ったけど、恥じらった表情はちゃんと日本人の男の子って感じだ。
『ボクが本当にゲイなのか、確かめにきたんでしょ?』
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