依頼

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襲われては切り倒し走る 待ち伏せされれば切り倒し走る それを繰り返し多少数が少なくなったと感じるとき、前方にひとりの男がみえる 「くっ、はぁはぁ…」 「うざったい!はぁはぁ」 「はぁ…はぁ…誰かいる…」 「おい、逃げろ」 「あんただよ、聞こえてんでしょ!逃げるよ!」 前方に立つ一人の男 声は聞こえるし魔物も見えるが特に気にした様子もなく立ったまま ただ見ているだけ ナミとガルバは苛立ち、声を上げるがリナは逃げながらも前方の男を注視していると 魔力を練り上げているのがわかった 三人が側を通り抜けるとき一言 「止まれ」 何を言われたか一瞬わからなくて、通り過ぎて置き去りにしようとすると 三人の前方に光の壁が立ちはだかる リナが罠かと振り返ると その光は男を中心に半径5m程のドーム状になっていて、ナミ達三人は中にいた
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