研究と力

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「その話はいい今から、お前の話をするから」 「その前に、その余所余所しい話し方はなんなの?ルっくん」 「……ヴィル」 少しため息をつきながら、疲れたような眼をヴィンディンゲルに向けつぶやくように話す。 「やっと呼んでくれたね、それで何か話せばいいのかい?」 「えぇと…ルカはこの方とお知り合いなの?」 ユキノがたまらず質問する。 「あぁ…」 「なんだい、そこからかい…それならそこを話してから起こしてくれてもよかったのに」 鋭い視線をヴィンディンゲルに向けるが 本人はどこ吹く風 「こいつはな、その…… 六天魔王の一人なんだよ」 『…え?』 「この世界が倒したと思っている、魔王たちは戦争を引き起こした【厄災の魔王】と言われる、ギーグだけしか死んでないんだよ」
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