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パタンッ。
持っていた教科書と小さい指揮棒を黒板の前の机に置き、入り口の前に立つ飛悠に近づいてくる小さい先生?。
飛悠はこの小さい生物は本当に先生なのか未だ半信半疑。
小さい先生?は下を向き、目の前で止まりプルプルと肩を揺らす。
「あっ・・・・あのぉ~。」
飛悠が恐る恐る声をかける。
泣いてる?のか・・・?
疑問にかられる飛悠。
「せ・・・先生?」
飛悠はしゃがみこみ顔を覗き込む。
うそ・・・だろ?マジで泣いてた・・・。
身を起こし、たじろぐ飛悠。
「ひっ・・・ひっく・・・」
おいおいおい。
ドン引きである。
他の生徒たちは当たり前のように、またか・・・みたいな感じでソレをみているんだが飛悠はその事に気がつかない。
「せっ・・・先生はぁ・・ヒック・・・ショックですぅ。」
泣きながら声を押し出す先生。
激しく罪悪感を感じいたたまれない気持ちになる。
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