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「転入のっ・・・手続きのっ・・・ヒック・・・時にあえっ・・会えなかったのがいけなかった・・・のかって考えてっ・・・」
泣きながら途切れ途切れに声を出す。
どうやら飛悠がちゃんと定時に来なかったのを気にして自分のせいだと思って泣いているらしい。
なんてネガティブな・・・。
「あのー。つぃ寝坊しちゃって、すいませんでした。」
深々と頭を下げる飛悠。
怒られるかっ!?
飛悠は頭を下げながら身構える。
が、何も反応がない。
あれっ?
恐る恐るそっと顔を上げて見る飛悠。
先生は何事も無かったかのように、何時の間にか教壇に立っている。
さっきまで泣いてなかったか・・・?
飛悠の方を笑顔で見て、一言。
「こちらが今日からみんなのお友達になる・・・えーっと。」
「あっ・・・佐藤飛悠です!」
思わず名乗る。
「佐藤飛悠くんです。先生ちょっぴり遅刻された仕返しにいぢわるしちゃぃましたぁ。」
んなっ!
固まる飛悠。
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