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授業が終わり、二人は話しながら職員室へと歩いていた。
一人は飛悠。
もう一人はさっき桃ちゃん先生に呼ばれていた高田栄。
身長は175センチ程度。飛悠より少し高いくらい。
スラッっと伸びた手足に学校のブレザーが綺麗にはまる。
顔はアイドルですかっ?って位の爽やかイケメンなのだが・・・。
「かぁー!やっぱ桃ちゃん先生って萌えるよなぁ!飛悠もそう思うだろっ!」
若干痛い・・・。
先程、授業が終わり飛悠の元へと来た栄。
簡単過ぎる自己紹介をした栄は既に飛悠を呼び捨て。
「えっと・・・栄くん。」
「栄でいいよ!どうした飛悠?」
フランクな笑みで軽くスキップしながら歩く栄。
一緒に歩いて若干周りの視線が辛い・・・。
「んとさ。栄は桃ちゃん先生好きなの?」
足を止める。
真顔で飛悠の肩を掴む。
そして、首を横にフリフリ・・・。
「この学校に・・・」
溜める栄。
「桃ちゃん先生を嫌いなヤツなんていねぇ~~~!!!!」
いねぇ~~!
いねぇ~!
廊下に響き渡る絶叫!
暫しの間、時が止まる。
聞かなきゃよかった。心底思う飛悠。
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