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「あっ!きましたねぇ~。」
向けられる愛くるしい笑顔。
「先生の為ならどこへでもっ伺います!」
恥ずかしげもなく言う栄。
一方、飛悠は先生達に注目され逆に恥ずかしさの絶頂。
先生達の苦笑いが失笑に変わる。
「来て貰ったのはぁ・・え~っとぉ。アレですぅ!」
「アレっすね!」
素早く返す栄。
アレってなんだよ!
思わず心の中でツッコミをいれてしまう飛悠。
「ん~っとぉ。栄くんにぃ~教材室から飛悠ちゃんの机を持ってきてほしいですぅ~。」
「了解です!」
素晴らしい返事をして職員室からダッシュで飛び出していく。
「反応はえぇ・・・」
感心し声に出す。
直後、廊下で「高田ー!廊下を走るなー!」と怒鳴り声が聞こえる。
うん。当然。
飛悠は思いクスッと笑う。
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