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クロックアップ 地球外生命体・ワームと、それに対抗できるマスクドライダーシステムが持つ高速移動能力だ。 視認することすら不可能な速さで動き、攻撃してくるその力に、今の俺は抗う術を持たなかった。 『っ!がぁっ!』 空中で二、三度バウンドし、地面に叩き伏せられる。 さらに漸く自由になった眼前には、さらに数体のワームの幼体が現れていた。 『くそっ!』 変身する隙も与えられず、防戦を余儀なくされる。 幼体と成体ワームの執拗な連撃に、膝が笑いかけていた。 『レモンエナジー!』 そんな音声が聞こえた刹那 一本の光の矢が幼体の一匹を貫いた。
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