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「あの坊や…!」
「葛葉紘汰…アーマードライダー鎧武か」
モニターに映った男が鎧武に姿を変える様を、二人は憎々しげに眺めていた。
「ワテクシが行きますわ」
踵を返し、凰蓮は部屋を出ていった。
複雑な光が眼に宿る。
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『おらっ!セイハーッ!』
鮮やかな二刀流でインベスを斬り倒す。斬り倒す。
『こりゃ負けてらんねぇな!』
『チェーンジッ!鎧武!イチゴアームズ!』『シュシュっと!スパーク!』
『嘘っ!?鎧武になったぁあ!』
こっちを見るなり驚愕するご本人様。
まあ当たり前っちゃ当たり前だが。
『決めるぞ!』『っしゃあ!』
『『イチ!ジュウ!ヒャク!』セン!マン!』
『オレンジチャージ!』『イチゴチャージ!』
半円月の斬撃とクナイの連撃がインベスを一瞬で撃滅させた。
のだが…
「あらー、ダサ男君までこっちに来てるなんて驚きだわー!」
『…またアンタか』
俺はげっそり
『アンタ…!』
彼が驚愕したそいつは
「ボンジュール!坊やたち!」
当然、凰蓮・ピエール・アルフォンゾであった。
「さすがに邪魔ばかりするとワテクシも堪忍袋の緒が切れちゃうわ」
『Set up!』
「変!身!」
『チェーンジッ!仮面ライダー!ブッラァアアボッ!』『ミスタァア…!デンジャラァアアスッ!』
ブラーボに姿を変えた凰蓮は高らかに宣言する。
『ルベルチューール(戦闘開始)!』
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