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『相変わらず良すぎるタイミングで来やがって…!』 戦闘態勢に入る俺を、葛葉紘太は手で制止した。 『ここは俺に任せてくれないか。コイツは…俺がやる!』 新たなジュエルを取りだし、装填する。それは… 『Set up!チェーンジッ!鎧武!ジンバーレモン!』 『ミックス!オレンジアームズ!花道!オンステージ!』 『ジンバーレモン!ハハーッ!』 立て続けに鳴り響く音声と共に、鎧武の姿が大きく変わる。 漆黒の陣羽織のような鎧。その一部にはレモンを輪切りにしたような意匠があしらわれ、左胸には鎧武の紋章。 『これが…鎧武の進化形態…!』 『あら、またその姿に…!』 斬りかかってくる凰蓮に全く動じず、手にした紅い弓状の武器、ソニックアローを振るう。 『ブルァアァア!』 一太刀で大きく吹き飛ぶ。 その隙を逃さず、鎧武は手にしたレモンエナジーロックシードを、聖弓に装填する。 『オレンジスカーッシュ!』 ギリギリと引き絞られる弓の弦。 呼応するように鎧武とブラーボの間には幾重にもオレンジとレモンを輪切りにしたようなエネルギーが形成される。 そして 『レモンエナジー!』 そんな音声と共に放たれた光の矢は、ブラーボを吹き飛ばし、地に這いつくばらせた。 『や、やるじゃない…みずがめ座の坊や…!』 フラフラとよろめきながら去っていく敵を見つめ、俺と葛葉紘太は変身を解いた。
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