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上を見上げれば、雲一つない青空
目の前は白銀の世界
眼下に広がる麓の景色は、建物がまるでミニチュアのようで......
*SNOW MAGIC*
「やった~シーズンインにしては最高のコンディションだ~!」
「当たり前!俺晴れ男って言ったろ?」
冬休みを利用して、俺は雪山にスノーボードをしにやってきた。
雪国育ちで冬の体育はスキーだったくらい馴染みのあるスキーを、スノーボードに変えた俺のボード歴はまだ3年。
アキラは毎年冬は山籠りする位、ボードに入れ込んでる。
今日はアキラのペンションのバイトが休みということで、俺ははるばる板を担いでやってきた。
「こんな朝早くからアキラ眠くない?」
「まだ、パークがキレイなうちに滑った方がいいだろ?この天気だと昼過ぎには雪が重くなってしまうからな~」
ゲレンデオープンとともにやってきた俺たちの目の前には、まだ新雪が綺麗に残っていた。
「こっち斜面は圧雪してないから転んでも痛くないしな。」
3本目のリフトを上がるとようやく頂上に着いた。
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