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「解けたんだろ？」
「.........」
「なかなか面白かっただろ？好きな子に告白する時の何万通りかの選択肢の一つに加えてくれ。」
そう言い残してミホちゃんは俺の目の前から去っていく。
「ちょっと待って！」
目線の低い肩のライン。
その背筋はピンと伸びていて小さな背中は凛としていた。
「俺、ミホちゃんの事がーーー
「言うな！！」
言い終わらないうちに言葉を遮られる。
「試すみたいな事をして悪かった。でもそれに他意はない。」
「へ？」
「俺の立場で言うことじゃねぇけど、
神戸のこと
好きだ。」
その小さな背中は潔い。
「ミホちゃん...俺っ！！」
思わずその肩を抱きしめていた。
「神戸...？」
「俺も！！」
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