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生まれて初めて留置所と
言われる所に入った。
私が入れられた部屋には
若い女の先客が居た。
直ぐに警察官が私に布団
を取りに行くから着いて
来いと言って取りに行った。
敷掛布団一色
枕 冬だったので毛布も一枚
留置所の布団は薄いてか
センベイ布団だから軽い。
布団を抱え留置部屋に
戻ると 私語禁止 直ぐに
寝るようにと言われて
布団は引かずに毛布だけ
背中から羽織って座ってた。
私は真っ赤なコートを着てた
が健次の血がベッタリついてた。
でも脱ぐと寒いから着ていた。
先客の女が布団から
少し顔を出し小さな声で
お姉さん何したの?て
聞いてきた。
私「殺人未遂」
女「お姉さん凄い!私なんかションベン刑」
私「………」
私は聞きもしないねに
その女は小声で うち
シャブで捕まってん。
明日の朝 検察庁やて…
と話すと やっぱお姉さん
ハクが違うね。だって(汗)
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