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でも健次は私の手を
引っ張り自分の腕の中に
引き込む。
懐かしい肌の感触と
大好きな健次の匂い
幸せ感じる筈か苦しい
私 どんなに酷い仕打ちを
されても健次を拒めない。
抱かれりゃ許してしまう 。
健次は太ももの傷が
ひきつるのか時折
顔をしかめ、でも止めない。
早朝迄 私達は愛欲の世界
で狂った獣のように貪る。
朝の6時 健次を病室まで
送り私は実家に帰った。
当然 母親から烈火の如く
怒られたのは言うまでもない。
私が外泊したのは誰とか
薄々、母親には解ってた。
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