変わりゆく私の心

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其からは毎日 健次が 駅前で私の帰りを 待つようになってた。 いつもビシッとスーツを着て タバコを吸いながら 改札出た付近で待ってる。 そんな健次をまんざら 悪い気もしなくなっていた。 そして二人で例の居酒屋 に寄り私は生ビールと ウーロンハイを飲んだ。 健次はゲコなんで食べるだけ。 そして気分が良い時は 居酒屋の後は私の 行き付けのスナックに寄り 私は水割りを飲み 健次は烏龍茶でカラオケ歌う。 健次は良い声していて カラオケも上手かった。 スナックのお客さんから 兄さん男まえやし声も ええから なんぼか 女泣かしたんやろな… なんて冷やかされてた。 このスナックはママ一人で やってて忙しくなると 私は客で来て居ても ママから澪ちゃん 悪いけど ちょっと 手伝って言われ よく手伝っていた。 元とった杵柄だから ホイホイで余裕だった。
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