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健次は部屋に入って来るなり
紙袋を放り投げて
私の髪を掴み引き摺り廻して
平手打ちを何度もした。
私は口の中が鉄の味して唇は
切れていた。
顔は腫れ上がり体中を
蹴られ身動き出来ずに
ウー ウー ウーと声にならない呻き声を発してた。
どの位たったのだろうか…
健次はベッドの端に
腰掛け息を切らしながら
私を睨み付け
(己は何さらすんじゃ!!)て怒声を浴びせる。
私は殴られるのも
蹴られるのも前の旦那で慣れてた。
だから凄い痛いけど
痛みより悔しさと
腹立たしさで そっちのが勝ってた。
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