それでも離れられない

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この頃は なぜか健次も 人が変わったように 優しくなり毎日欠かさず 部屋に帰って来てた。 だが やっぱり夜中3時になると出かけるのは変わらない。 私達は半同棲の状態だった。 彼は2日に一度は 奥さんと子供の居る ○ノ宮の自宅に帰ってた 。 そして毎日 一年365日 雨が降ろうが雪が降ろう が嵐が来ようが 絶対に 行く場所があった。 それは博打てか闇喫茶店の テーブルゲームでポーカーゲームに 金をかけてやるやつ。 アングラのカジノにも行ってた。 彼は毎日毎晩百万位は 平気で使う。 そりゃ賭け事やから 勝つ時も有れば負ける時も有る。 でも彼の賭け事は病気やね。 私も自分の貴金属を質屋に 持って行ったり、それで 足りなくなったら 金融屋(サラ金)で借金 して金を作って彼に渡した。 なんで そんな馬鹿な事 するんて思うよね。 哀しいかな 惚れた弱味なんよ…
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