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翌日、私はさっそく真衣に拓実に助けられたことを報告した。
「知ってる。昨日、拓ちゃんから聞いたから」
真衣は拓実のことを拓ちゃんと呼んでいた。
「あ、そうなの。なんかイメージと違って驚いた」
「イメージ?」
「真衣の彼が、あんないかつい人だとは思わなかった。もっと、こうさ、繊細な美少年を想像していたんだけど。拓実先輩って、ちょっと強面。坊主頭で、でかくて、しかも無愛想。あ、ごめん…」
怒るとおもいきや、私の率直な感想に真衣はくつくつと笑った。
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