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「とっ見せかけて左にダッシュ!!!」
私は振り向かずもうダッシュした
何やら後ろから小さい声で何やら言ってるのが聞こえたがあまりにも小さかったので聞こえなかった
おんなじ道を走ってるように見えていたが次第に曲がり角が見えてきた
その角を勢い良く曲がった
ドンッ
「ヤバッ!?倒れ……」
誰かとぶつかり倒れそうになったところを誰かに支えられていた
「ありが……シン?」
助けてくれたのはシンだった
けど、いつものシンではなかった
「シン……まさかお酒を……」
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