キメゼリフ

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「よし!!たくやのキメゼリフは、ば…番長LOVEだ!」 「え~!」 俺は心底嫌だった。 「い…いや…なのか?」 (いやって言ったら、ぜ…絶対狩られるな~) 俺は狩られたくなかった。 「い…いやじゃないですけど、メ…メリーさんとお…お金さんの前では……お…俺は一番下っ腹ですし……」 俺は適当なことを言った。 すると、番長は少し考えて 「わかった!……たくやは、今から№2にする!!」 と言った。 「はい?」 「だから、たくやをおれの次に偉いことにするんだよ!そうすれば…さ…さっきのい…言えるだろ?」 俺は番長に負けた。 「わ…わかりました!」 「い…今、い…言ってみろ!!」 「い…今ですか!?」 俺は驚いた。 「は…早く言え!!」 番長は俺に言って欲しそうだった。 「わ…わかりました!じゃ~言いますよ。ばんち…」 「ま…待て!」 「?」 俺は番長がなんで止めたからわからなかった。 「こ…心のじ…準備が…」 「心の準備?」 俺は訳がわからなかった。 「な…なんでもない!は…早く言え!!」 番長は照れているようだった。 「じゃ~言いま……」 「ち…ちょっと…待て!」 「今度はなんですか?」 俺は早くキメゼリフを言って帰りたかった。 「お…お…おれの顔み…見て言えよ!!」 「…わ…わかりました!」 俺はそんなことどうだっていいのにと思いつつ返事した。
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