1小節目 出会い

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「ねぇー、何にするのーー?」 「んー、まだ考え中。希は?」 「私はもう決まってるよ!!」 そういって両腕でその部活の動作をエアーでする 「どう?わかる?」 「吹奏楽?」 俺が答えると希はピンポーン!と言って笑顔になる まあ、正解したところで俺には縁のないものだな あまり楽器はいい思い出がないからな 「よーし!お前らー席つけー!!」 俺たちが話しているのを遮るように先生の声が教室に響き渡る 「俺はこれから一年間お前たちの面倒を見ることになった藤谷だ!今日は入学式ということで今から体育館に向かうからその席順で廊下に並べ」 「「「はーい」」」 俺と希も廊下に並ぶ と、横から同じクラスの男子に声をかけられる
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