第1話

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私が小さい頃に体験した話。 バーチャン 「出かけてくるから、ちゃんとお留守番しててね。」 ワタシ  「はーい。」     ある日の昼下がり御婆ちゃんの部屋で一人で留守番していた。 部屋が少し寒かったので縁側に移動して日向ぼっこしながらぬいぐるみ   で遊んでいた。   急に手元が暗くなり見上げると   水色の着物着てメガネをした御婆さんが立っていた。     私は少し怯えながら・・・ ワタシ 「おばあちゃん・・・だれ・・・?」     少し怯えていると御婆さんはニッコリ笑って オバアサン「お母さんにそっくりだね・・・。」                                と、呟きすぅーと消えてしまった・・・・。          その声はどこか寂しそうなをして声をしていた。      しかし私は特に気には留めなかった。 ・・・月日が経ち、高校卒業した私は小さい頃のでき事をふと思いだし    たので母に聞いてみた。 母 「ふ~ん。もしかするとひいおばあちゃんだったかもしれない         ね・・・・。」 ワタシ  「ひー婆ちゃん?」 母 「そうよ。縁側でよく針仕事していたの・・・。私もよく御婆ちゃんの     仕事見ながら遊んでたわ。      もしかすると、昔の私と     重ね合わせていたかもしれないわね・・・。」       おばあちゃんのことを思いだしたのか母の表情が少し悲しそうな感じに    見えた・・・・。      終
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