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「……誰?俺に用?」
相樂であればいいと思ったけど…残念それは見事に破れて、目の前にいたのは金髪と赤髪2人
しかも明桜の制服
…何となくここで嫌な予感
今日の朝話題に出た人を、俺は何故か思い出していた
鋭く黒い目で睨んでくる金髪の人は、前髪を緩いオールバックにしていて、168という俺から見てもデカい背丈
金髪よりは優しそうな黒い目をした赤髪は短髪にしていて、こちらも背がデカい
…見下されてんの嫌なんだけど…言ったら即殺されそうだな
ということですぐさま動けるように視線だけで逃げ道を探す
「夜桜の人であってる?」
「……そーだけど」
赤髪に声をかけられて、答える
赤髪は頷くと、ならーと言って少し顔を近づけてきた
…くそ、逃げ道塞がった
「夜桜の桜月と…相樂は今どこにいる?」
俺達、今そいつら探してんだよな
赤髪は人懐っこい笑顔をしながら、黒を放出した
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