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ゴクッゴクッ…………タンッ
「「プハァッ!!」」
ミネラルウォーターの一気飲みを3回ほど繰り返して漸く落ち着いた俺達
ソファーに深く座って、大量に出た汗をタオルで拭き取って…っと
さて────
「お 話 し よ う か ? 相 樂 く ん ?」
「般若が見える…だと!? ヤダヤダ!! せめてもう少し休ませて!!」
ソファーの端まで逃げる相樂。勿論逃がさねえよ?
「あの状況でよく宣戦布告したねぇ?え?相樂、お前馬鹿なの?俺が思ってたより阿呆だったの?それともフルボッコされて喜びたいMの人なの?…ぇえ?どーなの?俺ら完全目つけられたよ?…………あそこは誤魔化して逃げるつもりだったのに………」
「いやー……ほんとゴメン」
俺がどんどん暗くなっていくのが分かったのか、すぐに謝った
まぁ、許すことしか出来ないんだけど
「俺も助けてもらったしな。まぁいいさ」
「お、やっぱ危機一髪だった?」
「鬼2匹に丸腰で立ち向かってたからな」
うわー…それは、と相樂が想像したのか次の瞬間にブルりと震えた
「で…相樂」
「ん?…あぁ。うん。その鬼が萩埜勇飛と小野辰樹だよ」
特徴が全く同じだからね
そう言って頷く相樂
…………確認とんなければ良かった
その思いで俺は埋め尽くされたよ
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