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それは驚いた様子だった。少しだけこの姿で登場したのを後悔したけれど、でも、見せてしまったものはしょうがない。
開きなおって、固まっていた結城にお酒を勧めていた記憶がある。
確か勧めたけど、そのまま帰っちゃったんだよね、急に静かになっちゃって。
……今ならわかる。
かなりのショック受けたんだろうと思う。いつもは案内嬢でちゃんとしている私のこんな姿を見て。
見た目はかなりお嬢様な私。
れに惚れてたんだったら、ショック受けただろうな……
ご愁傷様だ。
「今、結城君の事、考えてた？」
「………うん……えっ？？」
「きゃはは！紫ちゃん、かっわいーい！」
「ちょっと！明日美！怒るよ！」
「しっかり、意識してんじゃーん」
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