【せいぎの大名・高山右近】

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  そもそも「神」とは何か。 此処、日ノ本では空の上の某と云うより、「己の信ずるもの」と解釈されています。 ですから名を改めようと、私の様に形式までを変えずとも宜しいのです。 あくまで此れは、目に見えぬものを捉えるための予行練習ですから。 そう。 此の世界には、己の目だけでは推し測れぬ「事象」が多々、存在しています。 呪い事や験担ぎ 戦に於いては天候なども含まれますか。 極限の中で思い浮かぶもの……其れこそが「真の」信ずべきものだと言えるでしょうね。  
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