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…幽香の家で出されたお茶はとても美味しかった。
「…それで、どうするのかしら?」
「…んー。蛍が来るなら虐めたいのですが…。……来ませんね。」
紗鬼は唸っていると、名案を思い付いたとでも言いたそうな表情をする。
「…幽香さん。……貴女を虐めさせてください♪」
…少しの間が空き、
ガッ!!…ミシッ。
「…良く……聞こえなかったわ……。…もう一回言ってもらえるかしら…?」
幽香の纏う雰囲気が豹変し、紗鬼を殴り飛ばす。
「……防いだ腕が痛いじゃないですか。全く。」
紗鬼は壁に背中を打ち付けるも、然程変わらず、防いだ腕を振りながら歩く。
「…あら…それは貴方の責任ではなくて?」
幽香も紗鬼の方に向かって歩く。
「ふふ…ふふふ…。」
…バッサッ…。
紗鬼は不適な笑みをしながら羽を出す。
「…弾幕ごっこじゃなく殺しあいだなんて久々ね……ふふ。」
対する幽香も不適な笑みを浮かべ、
……ガッ!!
二人の姿が消え、家に二つの穴が開いた。
………
「食らいなさい!!」
ドドドドドドッ!!
幽香から弾幕が放たれるが、速さ、量が今まで戦った者達とは段違いである。
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