人外と花の妖怪

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「ふふ…甘いですね~。」 紗鬼は縦横無尽に飛び、弾幕を避ける。 「…ちっ。…流石に蝿はすばしっこくて当たらないわね。」 幽香は皮肉と挑発を混ぜて言う。 「何とでも言いなさい♪…このノロマがっ!!」 紗鬼は最後を強調しながら笑顔で言う。 「ノロ…!?」 幽香から放たれる弾幕が無くなり、幽香は傘を構える。 「…ほう。マスパですか…なら。」 パチン♪ 紗鬼が指を鳴らすと、十字槍が現れる。…昔の武士が使っていた槍みたいだが、紅いオーラみたいなものが纏わりついている。 「[元祖:マスタースパーク]」 「行きなさい。[血槍:人間無骨]」 幽香から大きいレーザーが放たれる。 …そして… …幽香から放たれたレーザーに紗鬼は飲み込まれた。 「ふ、…ふふ…。…やはりこの程度だったわね…。」 幽香が勝ちを確信し傘を持つ手を降ろした。 …刹那、 ザンッ!!
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