第二章・素直になれたら

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「なんだか、私のほうこそごめんなさい」 「いいの、いいの。マオちゃん悪くないよ。けどね…」 シスターはためらいながら、さらにこう教えてくれた。 「あの子小さいのは、両親が満足に食べさせてくれなかったからね。栄養が必要な時に栄養取れなかった。虐待だよ。近所の人の通報で市の職員に救出された時、彼、栄養失調でヒンシだったね」 私は、なんてことを言ってしまったのだろう。
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