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ここはとある森
人々からは『破滅の森』と呼ばれている
そこに一人の少女が走って―――いや、逃げていた
後ろからは15m程の…
トカゲを大きくして蝙蝠の羽を生やしたような―――通称ドラゴンが追ってきていた
少女は服とも言えないようなボロボロの布を纏い足には何も履いていないため傷だらけ、髪はボサボサで何日も風呂に入っていない事がわかる
そして遂に少女はドラゴンに追い付かれた
「ひっ…う…あ…」
声にもならない声をあげ、もう駄目だと諦めかけた瞬間―――
自分とドラゴンの間に純白の翼をつけた少年が降り立った
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